自分が消えていた

自分を見つめるのが怖くなったきた。
自己防衛するために嘘をついている。

平気で日常のことに嘘をついている。
最低なこと。
それを認めるのが嫌でまた嘘をついた。

他人の目なんて気にしない・・・。
なんて・・・嘘。

強い自分を演じたいだけ。
見下されるのが嫌で、それでいて自信がなくて、
本当は何も出来ないちっぽけな女だ。

私が得意なことは嫌なこと、面倒なことはすぐに
頭から削除すること。
いや、エスケープかな。
年を重ねるごとに記憶が薄れ、ホントは逃げてはいけない
ことまで消え去ってしまった。

上っ面の言葉で伝えてはいたが、心がすべてのことに
動かなくなっていた。
嘘の生活が嘘を塗りたくっていた。

私の心から感情が消えた。
いや、嫌悪感の塊になった。

私どうなっちゃったんだろう。本当に怖い。